【これだけは知っておこう】ハイリスクな食品添加物一覧。デメリットや発ガン性は?分かりやすく解説

この記事のライター:Fonfon
分子栄養学カウンセラー・家庭技能検定資格保有・栄養士(卵)

fonfon
「食べるもので身体の中から美しく、健康に」をモットーに、食の安全や健康の情報を発信しています。

食品の裏面表示を見てみると、たくさんの食品添加物が使われていることが分かります。

そんな身近な食品添加物ですが、それらを長期的に摂り続けることが、身体にどのような影響を与えるかは、まだよくわかっていません。

また、一部の食品添加物は専門家から健康に対するリスクがあるとされているものがあります。

この記事では、そんなハイリスクな食品添加物を一覧でご紹介します。

では早速見ていきましょう。

・食品添加物とは?
・食品添加物はなぜ入れるの?
・ハイリスクな食品添加物一覧
・食品添加物の避け方

食品添加物とは?

食品添加物とは、食品に添加される人工的に製造された物質のことで、食品の品質、安全性、外観、味、食感などの特性を改善するために使用されます。

sponsored link

食品添加物はなぜ入れるの?

食品添加物の役割は主に4つあります。

  • 安全性を保つ
    ー食中毒の危険性をなくす
    ー酸化による変色を防ぐ
  • 香りや見た目や味を向上させる
    ー食品に色を付けることで見た目をよくする
    ー調味料などにより、味や香りを向上させる
  • 食感や風味を生み出す
    ー豆腐・麺類・パンなどに加えることで、食感や風味を生み出す
  • 栄養を高める
    ービタミン類、ミネラル類、アミノ酸類などにより栄養価を高める

食品添加物のメリット・デメリット

sponsored link

食品添加物のメリット

食品添加物には、3つの主なメリットがあります。

  1. より美味しく感じさせる
    食品に添加される香料や調味料、増粘剤や乳化剤などの添加物は、味や風味、食感を向上させ、より美味しく感じさせてくれます。
  2. 食品ロスを少なくする
    食品の保存性を高める効果があり、酸化や腐敗を防ぎ、鮮度を保つことができます。これにより、食品ロスを減らすことができます。
  3. 安全性を高める
    食品添加物には、防腐剤や抗菌剤が含まれ、食中毒や食品汚染のリスクを低減することができます。食品の安全性を高めることができると同時に、有効期限を延長することも可能です。
fonfon
世界各国の食材を年中食べれているのも、食品添加物があるから。また食品添加物が一般的でなかった時代には、現代よりも食中毒のリスクがより高かったのです。

食品添加物のデメリット

  1. 健康被害の懸念
    人工甘味料や保存料などの食品添加物を過剰に摂取することで、健康被害が報告される場合があります。また、アレルギーや食物感作などのアレルギー反応を引き起こす場合もあります。
  2. 味覚の歪み
    食品添加物の過剰な使用によって、食品の本来の味や風味が失われ、味覚の歪みを引き起こすことがあります。
  3. 環境への影響
    一部の食品添加物は、製造時に排出される廃棄物や環境汚染物質として知られています。また、一部の添加物は生物の生育や繁殖に影響を与えることがあります。

食品添加物のデメリットは健康被害だけではありません。だからこそ、なるべく添加物は避けたいですよね。

そんな添加物ですが、専門家により特に避けるべき食品添加物が指摘されています。

それはどの添加物なのでしょうか?一覧で見ていきましょう。

危険な食品添加物一覧

以下がハイリスクと指摘されている食品添加物の一覧です。

食品添加物名 使用目的 懸念される問題点 使用例 表示名
亜硝酸塩 鮮色化、抗菌剤として がん発生リスク、メタヘモグロビン血症 ハム、ソーセージ、ベーコン 亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム
人工甘味料 甘みを出すために 体内で代謝されないため、健康被害の可能性あり、腸内環境を荒らす可能性 清涼飲料水、栄養補助食品、菓子類 アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK
安息香酸ナトリウム 防腐剤として アレルギー反応、皮膚刺激、アレルギーを引き起こす パン、チーズ、ジャム ソルビン酸、ベンゾエート
コチニール色素 色素として アレルギー反応、喘息発作、神経毒性、アレルギーを引き起こす ジュース、アイスクリーム、菓子類 カルミン酸、クチニールレッドA
タール系色素 色素として アレルギー反応、喘息発作、発がん性 チョコレート、インスタントラーメン、ソース キャラメル色素、黄色4号、赤色2号、黄色5号
リン酸塩 酸味料、保湿剤、酵素活性化剤 骨粗しょう症、心臓病、腎臓病、緑内障 飲料水、加工肉製品、冷凍食品 リン酸二水素カリウム、リン酸三カルシウム
人工甘味料の一つであるアステルパームは、高温で分解すると発がん性物質が生成されるとの疑いがあるため、EUでは使用が制限されていますが、日本では許可されています。
また、リン酸塩は、同時に摂取したミネラルと結合して、身体へのミネラルの吸収を防ぐと言われています。リン酸塩はお弁当や冷凍食品など多くの加工品に使用されています。加工品を多く摂取している場合は、ミネラル不足になるリスクもあります。
一覧の添加物は、目にする機会も多い、とても身近な添加物です。ハイリスクな添加物を含めて、私たちはどのように添加物と付き合っていけば良いのでしょうか。

食品添加物との付き合い方

まず、リスクが高いと指摘されている、一覧の添加物は避けるようにしましょう。

しかし、他の添加物はどうなのでしょうか?

食品添加物には安全基準として一生食べても問題がない1日の量が設定されています。例えば、薄切りハムに添加されるソルビン酸の場合、薄切りハムの大人の許容量/1日は48枚です。1日にそこまで食べることば現実的ではないですよね。

では、その許容量を超えない限り安全かというと、そうでもありません。

なぜなら、食品添加物は単体で評価されるため、複数の成分が混ざるとどうなるかは分からない場合があるからです。

しかし、現代社会において、添加物を一切口に入れないようにするということは、とても難しいことです。

そのため、全ての添加物を取り除くのではなく、今の食生活よりも食品添加物の種類や量を極力減らそうと意識するようにすると良いでしょう。

次に、具体的にどのように減らしたり、避ければ良いのかについて、見ていきましょう。

食品加物を避けるためには?

食品添加物を避けるポイントは2つ。

  1. 生鮮食品を使って自炊をする
    添加物は外食チェーン店やコンビニやスーパーの加工品に含まれる場合が多いため、それらをなるべく減らすことが一番の回避策です。代わりに、肉、野菜、魚を使って自炊することで、大幅に添加物を減らすことができます。
  2. 食品メーカーや販売店を選ぶ
    便利な加工品を全く使わないというのは、難しいですよね。そのため、避けるべきハイリスクな添加物を使わないようにしている食品メーカーや、スーパー、食材宅配を選び、そこから買うようにしましょう。

食材宅配であれば、生活クラブやオイシックスが無添加や独自の基準で商品開発をしています。一般的なスーパーで無添加やリスクのある添加物が入っていない商品を選ぶのはとても大変なので、すでに一定の基準をクリアしている商品を取り扱っている業者であれば、安心して商品を選ぶことができます。

この記事も読まれています

\安心・安全なオイシックスを試す/

関連記事

この記事のライター:Fonfon 分子栄養学カウンセラー・家庭技能検定資格保有・栄養士(卵) fonfon 「食べるもので身体の中から美しく、健康に」をモットーに、食の安全や健康の情報を発信しています。 仕事や育[…]

まとめ

 

商品の裏面を見ると、たくさんの食品添加物が含まれていることが分かります。食品添加物は、現代の豊かな食を支えるためにすでになくてはならない存在になっています。
一方で私たちの健康や環境を脅かすリスクのある添加物があり、それが一般的に使用されているもの事実です。食品添加物を全て避けることが難しくても、なるべくリスクのある添加物は避けたいですよね。
そのために、なるべく加工品は摂らず、手作りをするようにしたり、加工品を使用するなら、添加物に対して基準を設けていたり、リスクを評価して避けるように商品開発している会社のものを選ぶようにしましょう。
さらに詳しく知りたい方には:
食品添加物のメーカーでトップセールスマンだった方が食品の裏側を書いた本がおすすめ。添加物のことから、食品業界の内情まで詳しく書かれています。>>食品の裏側ーみんなが大好き食品添加物(著:安倍司)
この記事も読まれています
関連記事

この記事のライター:Fonfon 分子栄養学カウンセラー・家庭技能検定資格保有・栄養士(卵) fonfon 「食べるもので身体の中から美しく、健康に」をモットーに、食の安全や健康の情報を発信しています。 […]

有機野菜
sponsored link
最新情報をチェックしよう!

コラムの最新記事8件